色んなソフトのセットアップも重要だけど、デジタルアーカイブ構築で一番時間がかかるのはエンコード作業なので、まずは、PowerBookのiTunesからどんどんエンコード作業できるよう、netatalk2を先にセットアップすることに。
で、netatalk2だけど、以前openblockで構築したときにsambaとの間で文字化けの問題が結構あった。SJISどおしのはずなのになぜ?と思っていたら、そう、XPとOSXはUTFでXPはUTF16でOSXはUTF8らしい。そのあたりの解決方法が
http://www003.upp.so-net.ne.jp/hat/netatalk/
に出ていたので、これを参考にnetatalk2を構築。パッチを全てあてて、utf8.cもCVSのものと入れ替え、configure のオプションも
./configure --with-bdb=/usr --with-libiconv=/usr/local --enable-srvloc=/usr --sysconfdir=/etc --with-logfile=/var/log/netatalk.log --enable-redhat
と上のウェブページのとおり。問題なくコンパイルが完了し、/etc/netatalk/ 以下の設定ファイルも上記のようにしたあとに /etc/netatalk/AppleVolumes.default に
/mnt/shared "kurobox"
を追加して、共有用ディレクトリを外から見えるようにエントリを追加する。これで完了。
PowerBookで「サーバーへ接続」を選び、
afp://192.168.0.212/
と玄箱のIPアドレスを指定してあげると問題なくマウントできる。そのあと、iTunesを起動し、「環境設定」の「詳細」の中の「iTunes Musicフォルダの場所」をマウントしたサーバーの中のiTunesフォルダに変更。そして、ガシガシエンコードを開始してみると、問題なく玄箱のディレクトリにファイルが作成される。
ネットワーク経由になる関係でディスクアクセスが遅くてエンコードが遅くなるか、とも思ったけど、それほど変わった感じではない。PowerBook G4 1GHzではmp3のエンコードがまだそれほど早いわけではないか。あと、CDドライブもデスクトップのものより遅いし。
ちなみに、ディレクトリ名やファイル名はUTF8でちゃんと入ってくれている。
export LANG=ja_JP.UTF-8 LANGUAGE=ja_JP.UTF-8 LC_ALL=ja_JP.UTF-8
とやってあげた後にteratermの文字コードをUTF-8に変更し、普通に ls とやってみるとちゃんと日本語のディレクトリやファイルが見える。しかも、ディレクトリに下りるときも日本語指定してあげればちゃんと入っていける。こりゃいい:)。
ちなみに、使っているteratermは
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/net/se320973.html
にある、UTF-8/SSH2対応版のteraterm。
というわけで、仕事をしながらひたすらエンコード猿状態。ただいま、12GBほど。