2009年3月アーカイブ

ライブだらけな週末

色々とチケット予約していたらなぜかこの週末に3本集中してしまっていました。

まずは、3/19(Thu)の国際フォーラムでの坂本龍一Playing the Piano 2009。

http://www.skmt09.com/tour/index.html

事前情報としてPAにMusikの901(http://www.me-geithain.de/en/download/rl901keng.pdf)を左右にスタックする、という話を聞いていたので、どういう音が聴けるのか楽しみに乗り込んでいったんですが、6本の901と、確かYCAMでのライブの時にも使っていたシネマ用に使うベースユニットともう一つがセットになったものが左右に入っていました。

客入れには、24bit/48KHzの「out of noise」(http://www.commmonsmart.com/detail/?Goods=184&Color=0)をこのセットから出しているはずだったので期待していたのですが、思ったよりも音は出しておらず、客の声などにかき消されていました。残念...。まあ、ちゃんと出ていたとしても客の騒音でまともには聴けなかっただろうなぁ。
でも、始まった後は、直接音を消さず補完する程度にひかえめにいい音が出ていました:)。

ピアノのセットはいつものYAMAHAのMIDIピアノが2台セットでおかれていて、いくつかの曲では連弾のような状態に。まさかライブでやるとは思ってなかった、「out of noise」のhibariを含め、何曲かで2台セットで使っていたようです。hibariは、CDではライヒのit's gonna rainやcome outで使っていたフェージングという手法をピアノフレーズで構築していると思うんですが、ライヒのようにテープでやったり、pro toolsの上で構築するのは難しくないですが、生演奏でこれはかなりきつそう(^^;)。ご本人にどうされているのかきいてみたいところです。

次は、3/21(Sat)の大宮ソニックシティーであった山下達郎のライブ。

http://www.smile-co.co.jp/tats/pg/live2008-2009.html

山下達郎のライブは初めてだったのですが、噂どおりMCが長い(^^;)。FMの番組でもおなじみな感じのトークが生で展開されていて面白い。歌声も、56歳になったというのにすごいです。結局3時間、しゃべりっ放し、歌いっぱなしでしたが、全く3時間という時間を感じさせないくらいよかったです。ちゃんと最後に、ride on timeで、お約束のマイクなしでステージ後方から歌う、というのもやってました。山下達郎の曲が好きな方は一度体験した方がいいと思う。

最後は、昨日、3/22(Sun)の代官山UNITであったFenneszのライブ。

http://www.unit-tokyo.com/schedule/2009/03/22/129_090322_fennesz.php

最初のd.v.d.は初めて聴いたんだけど、スローテンポの時の二人のドラムがずれまくっているのはもうちょっとなんとかした方がいいと思う。自分たちの常用テンポになるといいノリにはなっていたけど。

二人目のaoki takamasaさんは、以前よりは曲調はだいぶ落ち着いたみたいだけど、相変わらず固い、耳に突き刺さるような音のリズムセット。可もなく不可もなく。

三人目はATAKの渋谷慶一郎さん。今回の中では一番まともだった気が。映像もやるようになったんですね。ざらっとした、ジャリッとしたノイズは個人的に好きなところですが、それと映像の関係性が最後までよくわからないままでしたが、音質、映像ともによかったです。

最後にFenneszですが、前半はなんかクリッピングしたような音が出まくったり、daevl plugin(http://daevlmakr.com/Pages/daevlplugs.html)の音程をセットするスライダを動かしたときに出るグリッサンドのような音が非常に雑に感じられていまいち。後半、そしてアンコールの部分はまとまっていてよかったけど。

というわけで、充実した週末。さて、次のライブイベントはいつだっけな...。

iPod shuffle 3G

P1000917.jpg

http://www.apple.com/jp/ipodshuffle/

1週間ほど前に発表になった、第3世代iPod shuffleが届く。VoiceOverってのがどのくらいのものなのか非常に興味があったのと、8,800円と値段も安かったので、あまり考えずにポチッと。

P1000919.jpgP1000920.jpg

実物はかなり小さい(^^;)。細めのUSBメモリーからUSB端子を取り払ったような感じ。今回のshuffleは他のiPodと同様、クリップの部分が鏡面仕上げになっている。ちょっといいかも。でも、早速傷がついている...。

早速iTunesにつないで設定しようとするといきなりfirmwareのアップデートが。何が変わったんだろう?とか、確認もせずにとりあえずアップデート。iTunesでオートフィル機能を使って4GB分の曲データを転送。その後に、VoiceOverの設定項目を見つけてONにしようとしたところ、もうVoiceOverのデータをおくためのスペースがない、といわれる。

なので、いくつか曲を消して再度ONにしてみたところVoiceOver用のソフトがネットからダウンロードされて、各曲のデータが生成されていく。ネット上の情報によると、Mac/PC側の音声合成エンジンを使って、曲目やアーティスト名を読み上げた音声ファイルをshuffleに格納して、適時呼び出す、ということのよう。

Macから切り離して、付属のイヤホンを付けて再生。電源スイッチがそのまま、リストどおりに再生するか、ランダムに再生するかの切り替えスイッチにもなっているのは従来のshuffleと似たような感じ。

早速再生して、リモコンの真ん中のボタンを長く押してVoiceOverを聞いてみると、英語のものはまあまあわかるが、日本語のタイトル、アーティストのものはかなりつらいものが(^^;)。正直わからない...。ちなみに、言語設定は日本語のまま。この辺りはもう少し遊んでみる必要がありそう。

付属のヘッドホンは相変わらず低音が強調されすぎていていまいち。ちなみに、iPhoneにつないで使っているApple In-Ear Headphones with Remote and Mic(http://store.apple.com/jp/product/MA850G/A?fnode=MTY1NDA0Ng&mco=MjE0NDg0NQ)でも問題なくコントロールできる。当たり前だけど、普通のヘッドホンをつないだ場合は、音は聞けるけどコントロールは全くできない。早く対応したコントローラが出てこないかなぁ。

まだいじり始めたばかりだけど、いままでshuffleで聴いていて、「あれ、この曲誰のだっけ?」と気になったものがVoiceOver機能でわかるようになったというのは大きいかも。以前のshuffleでは結構そういうのでイライラしていたので。音質的にもあまり気になるところはないし、8,800円で4GBのメモリとプレーヤ機能がついてくるのであれば、まあまあではないかと。あとは、日本語の音声合成のレベルをもっとあげてくれればうれしいかなぁ。

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